SSTR2019に行ってきました!

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 少し間が空いてしまいましたが、SSTR2019の記事をアップします!今回もかなりハードな一日でした。当時のリアルタイム性を重視して、ツイート多めで振り返ります。

今年は日の出が見れた!

去年は朝を待った場所が悪く、周りが明るくなっても日の出を拝むことができませんでした…。

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このパッとしない朝の風景。

そこで今年は場所を変え、太陽がハッキリ見えそうな場所に。着いたときは誰もいませんでしたが、日の出の頃にはSSTRライダーが10名以上集まっていました

そして日の出!

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天候に恵まれ、オレンジ色の太陽が本当に綺麗でした!なお、今年から太陽とバイクをセットにした写真は必要なくなった模様。

太陽を拝んだら、早速日本海へ向けて出発です。今年も何事も無く終われることを祈って(開始時点でガソリンが黄色信号

飛騨方面は一本外れて大正解

今回、指定の道の駅を「もっくる清見」に設定したため、岐阜に入った頃に一旦高速を降ります。 美濃加茂で高速を降りて、下呂へ下道で向かう際、41号線が最もメジャーなルートです。

地形のアップダウンは有りますが、道幅も広く快適度は高いです。ただし一般車が非常に多く、スムーズに走れるとは言い難い状況。あまりゆっくり走ると眠気がくるので、41号を走る間は辛かったです。

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そこで1本脇道に逸れたらこれが大正解!車も少なく、適度なワインディングのおかげで予定よりも早めのペースで指定駅へ。

でもGoogle先生の推奨ルートをいくら走っても道の駅の看板も、SSTRライダーも見かけない。この道は、本当に合っているのか?

指定駅をクリアしたので、この日初めてのソフトクリームタイム!

ご当地味の味噌味にしました。店員さん曰く、キャラメル風味に近いとのことでしたが…これは味噌ですね。

正直この頃が適度に空いていてワインディングも楽しめたベストな時間でした。ここから徐々に耐久レース的な体力との勝負と化していく… …

あれ? 体の調子が…

指定道の駅を早々にクリアした僕は、再度高速に乗り一気に富山へ。

1年ぶりの城端SA。思い出深い景色です。

なんだかんだこの段階で4つくらいの道の駅を通過したので、SSTRのクリア条件である「5つ以上」はほぼ達成できていました。時間も予定通り来ているので、この辺りで午後の勝負に合わせて食事を取っておくことに。

SSTRは朝5時から走るので、ガソリンスタンドや道の駅はまだ仕舞っていることが多いです。特に道の駅に併設されるレストランは昼から開店ということも多く、この日も高山を過ぎるまで食事はほぼ取っていませんでした。

その分SAではしっかり食べよう!、と思ったのですが、何だか頭が重いし、食欲も全然無い…

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「あかん、これ熱中症の初期症状や…」

SSTRの週末は5月としては記録的な猛暑。GSのメーターの気温計では35度を指していました。

移動ペースを重視しすぎて給水以上に汗をかいていたみたいです。熱中症が悪化したら狼煙どころか、ゴールもまずいですよ!ということで、ここからは30分から1時間に1回給水を取りながら走ることに。

幸い、狼煙までは高速道路&バイパスでほぼ行けるので常に走行風が当たって日陰で休むより涼しく、輪島に着くくらいには体調が良くなっていました。一般道オンリーだったらやばかった。

1回の給油では狼煙まではいけなかった

僕のGSは20Lタンクで、それを愛知を出発するときに満タンにしています。結果、高岡市を越えた辺りで残量がやばくなってきました。

30Lの大型タンクになるR1250GS ADVならノー給油で狼煙まで行けるかも?

狼煙までの終わらない道

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今回の僕のルートの最大の目標は、SSTR伝統の道の駅狼煙に行くことです!

ただし今年から渋滞緩和と無理なルート設定の防止のために狼煙ステッカーは廃止され、指定道の駅からも外されてしまいました。今年に限って言えば、狼煙に行くメリットは正直無いです。

でも狼煙はいつか行ってみたい!ということで、今回狼煙へのルートを組みました。しかしこれがかなり大変でした…。

千里浜から先が長い!

狼煙に行くには、ゴール地点である千里浜から更に2時間近くバイクを走らせる必要が有ります。往復3時間以上かかりますね。

道中はよっしーさんに聞いたとおり、信号少なめで自動車に引っかかることが無ければスムーズに行けます。

ただ、似た景色がどこまでも続くので峠フェチとしても走るのにだんだん飽きてきます。僕は峠を走るのは嫌いでは無いのですが、この時点でかなり疲れが累積しており、早く着いてくれ!と思いました。この間は本当にきつかった。

道の駅の看板を前に感動のゴール。狼煙は思った以上に遠かったです。

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そしてここでもご当地ソフトの"豆乳ソフトクリーム"を食べました。しかしこれは…豆腐ですね…。1日2つもソフトクリームを食べて味噌と豆腐とかこれもわかんねえなあ。

併売されている塩サイダーは適度な塩分が有って、暑いときの水分補給には最適! 大量発汗するSSTRの走行にはぴったりな飲み物でした。

こんな感じで狼煙に行こうとすると距離的にも時間的にも結構大変だということがわかりました。狼煙を15時くらいには出ないと千里浜への到着にあんまり余裕は無いですね。

狼煙まで行こうとするとどうしてもタイムスケジュールがタイトになり、指定の道の駅から外れたのもこの辺りが大きそうです。

実際、狼煙近辺でバイクの結構大きい自損事故も見ました。時間的に焦ると事故も起きやすくなります。

ただし、狼煙駅に行けば、SSTRを遊び尽くした!という感慨はひとしお物です。道の駅狼煙の看板を見たときは涙が出そうでした。

 

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後、狼煙に行くには海岸線沿いを通るので、海を背景にした写真が撮りやすいです。千里浜とは違い、港町の情感の有る写真を撮ることが出来ます。

今年は617km!

そして遂にゴール! 狼煙を離れ、千里浜に着いたのは16時半頃。諸々の寄り道で走行距離は伸び、結局617kmでした。

観光メインだった去年に比べると200kmくらい伸びた計算です。というか狼煙に行った分が単純に上乗せされてる感じですね。その分、当日はほぼ走りっぱなしでした。

この日、僕はよっしーさんに次ぐ到着で、バイクレ御一行様よりちょっとだけ早かったみたいです。そこでゴール地点で後から来るメンバーを待ち受けることにしました。

 

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何故か一人車列を離れてイキリ出すぼっちさん(id:botti_bk)

 

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僕に気づいてイキリポーズで応じてくれたはやとぅさん(id:hayatOoooo)

 

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僕の不手際で一瞬しか捉えられなかった秀吉さん

千里浜は到着してからゴールまで8km有るので、3人を撮影できたのは本当に一瞬でした。 到着後は皆で日没まで和気藹々と過ごすことに。

のりまつさんが林道アタックで到着が遅れ、ほんの挨拶に留まってしまったのが残念…宿泊も一緒にと誘って頂いたのですが、今年はルートは紆余曲折だったので、結局個別にホテルを取ってしまいました…来年はご一緒します(固い決意

さて、肝心の日の入りです!

 

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去年の日没はこんな感じで、水平線付近に雲が出てしまい、最後が隠れてしまいました。今年は天候に恵まれた分、最後まで見れるかも!?

 

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…やっぱり今年もダメじゃないか(呆れ

その後は花火の打ち上げを見て、各々解散に。

よっしーさんから、例年の混雑を考えると早めに解散した方が良いとアドバイス頂いたので僕も早めにホテルに向かうことにしました。

結局、この判断が大正解で、高岡まで移動するバイクの一団と合流できて道中も不安無く向かうことが出来ました。

現地の食事が更に美味しくなっていた!

去年のSSTRは特産の貝汁がメインでしたが、今年は更に猪汁も追加で用意されていました。大振りに切られた赤身肉がゴロゴロして、1食賄えるくらいのボリューム感、味も最高でした。もっと食べたいんですが、地元のどのお店に行けばいいかまではわからなかった…。 あの猪汁のために行っても良いくらい、味は良かったです。

そのためか、後から来た人は食べられない事態に。

撮影はこいつを使いました

 現地でも秀吉さんがいち早くその存在に気づいたSONYのFDR-AX45、4K撮影が出来るビデオカメラです。

内部のレンズがグイングイン動く空間式手ブレ補正のおかげで歩きながらの撮影でもかなり自然にヌルヌル動く動画を撮影することが出来ます。

ズームの調整がかなり自然で早いことと、最大40倍の高倍率のおかげでSSTRの様にちょっと離れた知り合いを撮影したい、という時にも威力を発揮してくれます。正直このズームにはかなり助けられています。GoProで頑張って撮るのに比べると便利すぎる…。

64GBの内蔵メモリーは4Kだともうちょい欲しいけどフルHDなら余裕、という程よい容量です。

遮蔽物のない千里浜ではもうちょっと明るさを暗くしてやるべきでした。操作系の難点としては、この明るさの調整がタッチパネル上でサッと出来なくて、急ぎの時に合わせるのが難しいです。

マイクも感度が良すぎるくらいなので、砂浜ではウインドジャマーを付けてもかなりの轟音が…。

ライダーの間では、観光中の映像はGoProで撮影することが慣例となっていますが、その場でモニタリングしながら撮影できる専用機はやはり強いですね。GoProは魚眼であること、ズーム倍率に乏しいことなど、ちょっと癖が強い部分も有るので、個人的には撮影に集中できる状況なら専用機の使用を推したいです。

 

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バイクをアングル毎に撮影するときもGoProで全部やるよりずっと見栄え良く収まりますし、価格も実はHERO7なんかと大差なかったりします。

AX60との差で有るビューファインダーの有無は、頻繁に3脚立てないならそんなに使用機会も無いので気になりません。

実は一部の方の動画をGIF化にチャレンジしたのですが、容量がでかすぎてはてなブログに載せられませんでした…。

SSTRの思い出はプライスレス

普通のツーリングとして千里浜を目指すのはもちろん可能です。しかし多くのライダーが一カ所を目指すこのイベントでは、単純にライダー間の出会いに留まらない部分が有ります。

普段なら旅先でライダーと出会っても「はじめまして!」ですが、この日は「はじめまして!・・・じゃないですよね?」ということが起こるわけです。 普段のツーリングとは違うプライスレスな思い出を作れます。 更にすれ違うライダーとのヤエー率も非常に高いです。この日は普段の30倍くらい手を振っていました。

確かにソロで回っているライダーに話しかけるのは若干気を遣いますが、ペアで回っている方々には、「一緒の写真撮りましょうか?」などときさくに近づき、そのまま会話に参加するSSTR初級会話術で入り込めます。 後は車種が同じとか、何かしらのきっかけを見つけて声を掛けてみると結構上手くいきますね。

こいつじゃなきゃやばかった

最後に今回最大の功労者のR1200GSもご紹介。

今回は往復1000kmのロングツーリングと有って、ライダーにかかる負担もかなりのものでした。正直こいつで良かった…というのが正直な感想です。以前乗っていたセローとかでは限界がありました。

取り回ししやすいので悪路も楽ちん

まず、オフロード車としてかなりハンドルが切れるので、細い道でUターンを決めるのはかなり得意です。撮影のためにちょっと立ち寄るのも不自由有りません。

フラットツインはトルクの立ち上がりも穏やかなので、いきなりぐわっとパワーが出ることも無く、じわじわとパワーをかけることが出来ます。トラクションを感じやすく、砂地の上でもアクセルワークにかなり自信を持つことが出来るエンジン特性は、ライダーとしては安心できます。

ロングホイールベースで安定感抜群

高速道路では1500mmを超えるロングホイールベースと、幅広のハンドルバーのおかげで安定感は抜群です。以前の隼と比較しても安定感という面ではこちらの方が優秀です。ぬわわkm/hへの加速力では負けますが、長時間ツーリングではこちらの方がライダーに優しく感じます。

更に巡航速度を固定するクルーズコントロールのおかげで、高速道路はアクセル操作の必要なし。走行距離が伸びても手首の疲れが有りません。 オフロード車では有りますが、高速道路は全バイクの中でもかなり得意な部類です。

風防は超優秀

フルカウルのバイクほどではありませんが、走行風の大部分をカットしてくれます。ヘルメットもフルフェイスなど空力重視にすれば風が当たることによる疲れは少ないです。

一応可変スクリーンになっていますが、この日は終日スクリーンを調整する必要を感じませんでした。

振動がかなり優しい

水平対向エンジンの振動は横に逃げるので、ライダーの手に伝わってきません。

単気筒で600km走れば降りた後も手が震えるほど振動を受けますが、こいつは手にかかる振動は凄く少ないです。

尻以外に疲労無し

GSのポジションは上半身が起きているので、首・肩・腰・手首に疲れが溜まることはありません。乗車による疲労は最小限に抑えられています。 ただし尻には体重がかかるので、ここだけ痛くなります。ロングツーリング時はお尻の痛みとの格闘になります。今回もかなりお尻が痛かった…ゲルザブを買おうか迷うところで今回のブログは締めたいと思います。

今年の千里浜も凄く印象的でした! 今回参加された方々はSSTR2020でまたお会いしましょう!