バイクブロス、閉店するってよ

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メールボックスに見慣れない送り主からのメールがあるので内容を確認したら、バイクブロスがショッピングサイトを閉店するというお知らせでした。日本のオートバイ系のショッピングサイトでは大手なので、かなりビックリです。

バイクブロス、Webike、Amazonがネットでは3強のイメージ

news.bikebros.co.jp

これは個人の主観ですが、インターネットでバイク関連のパーツやウェアを買おうとするとまずバイクブロス、Webike、Amazonをチェックするという感じで、これらが今の日本市場の3強という風に思っています。

総合ショッピングサイトのAmazonに比べ、バイク用品に特化したバイクブロスが閉店となったのは今日の国内オートバイ市場の厳しさを感じます。サイトを長期的に維持していくだけの売上や利益が十分でないということで、バイクブロスでも稼げないのか…と暗い気持ちにさせられました。

バイクの売上自体がジリ貧…

2017年、オートバイは国内だけで年間約36万台が出荷されました。ピーク時からは下がり続けていて、最近ようやく底を打ったかなという感じで推移しています。

つまるところ、バイクそのものが売れないとウェアやパーツといった関連用品も売れないという負のスパイラルに陥っています。そういう意味ではバイクに特化したショッピングサイトを続けるのは難しいのかもしれません。

Amazonもマーケットプレイスを含め相当マニアックな部品でも買える様になってきているので、正直私自身敢えてバイクブロスで買うというのは楽天ポイントの消化とかそういう機会だけになっていました…。

バイクブロスは今後Web上でのメディア活動に注力

また書籍としてのガルルやロードライダーも休刊してWebに特化するとか。書籍は当たれば大きいイメージですが、現在のライダー人口では部数を稼ぐことは難しかったのかもしれません。

Webメディアとしてのバイクブロスは運用歴も長くかなりの規模なので、最新情報は今後Webベースで、ということなのでしょう。

Webike対Amazonの構図は非常に厳しい…

さて、バイクブロスがショッピングから引くと、残ったWebikeとAmazonとの対決になりますが、これは非常に厳しそうです。

全世界で20兆円近い売上の有るAmazonに対して、Webikeを運営するリバークレインの売上高は90億円ほどで、単純にショッピングサイトとしての規模ではAmazonの方が圧倒的に勝っています。

オートバイ用品に特化した形でよほど魅力的なサービスを打ち出さないと、Amazon1強時代に突入する可能性が濃厚です。

「バイク用品買うならAmazonが一番品揃え良いよ」っていうのも何か寂しい気がするんですけどね。